柳ケ瀬商店街青年部のBLOG

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柳ケ瀬空き店舗補助金の概要と5つの注意店について

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今、柳ケ瀬に新規出店するテナントには、商店街組合に加入するという条件に基づき、

申請をすれば補助金がもらえるというものがあります。

岐阜市中心市街地活性化空き店舗活用事業という名称で長いので通称空き店舗補助金と呼ばれます(H31年3月現在)。

私も創業から3年間。厳密にいうと補助金対象期間の関係で2年と3カ月の間補助金を頂いておりました。

補助対象は小売業、サービス業、飲食業等の商店街の活性化及びにぎわいの創出につながる事業とあります。利用店舗は基本的には、飲食や物販が中心ですね。それ以外は応相談という形になります。

 

■補助の内容

〇家賃賃料(3年間)

・1年目:賃料の1/3

・2年目:賃料の1/4

・3年目:賃料の1/6

〇初期費用(1年間)

上限金額100万円で経費の1/2まで補助。

*経費:初期に係る広告宣伝費、印刷製本費、開店イベント費(消費税を除く)等で市が有効と認めるもの

 

詳しくは岐阜市の産業雇用課のHPをご確認下さい。

http://www.city.gifu.lg.jp/9736.htm

 

これらの内容というのは年度ごとで若干変化することがあります。

現に私が補助金を受けた頃は、家賃の1/3を3年間保証するというものでした。

初期費用は含みませんでしたね。

個人的には、将来的な自立も考えれば、家賃補助の比率を下げていく現在の仕組みの方が理にかなっていると思います。

もちろん、補助金ですのでもらえるならもらっておきたいという方は多いと思います。

しかし、一方で、岐阜市のお金を頂くわけですからそれなりに注意点があります。実際私も利用していて気付いた注意点をいくかまとめておきます。

 

注意点その①:対象地域が決まっている

まず、大前提としてどのエリアに出すかによって補助金がもらえるもらえないの決まりがあります。これは上記岐阜市のリンクから見てもらうのが一番です。

柳ケ瀬、神田町、美殿が主です。玉宮エリアは含みません。

 

注意点その②:許可が下りるまでに時間がかかる

申請許可をもらうためには、岐阜市はもちろん、対象商店街組合の理事長さんから許可をもらわなければなりません。書類の作成やハンコのやりとりなどをしていると2-3週間かかってしまいます。私はのんびりやってしまっていたので1ヶ月はかかった記憶があります。

 

注意点その③:その後も1年ごとに申告書類を提出する

最初に時間をかけて書類を作成しますが、その後、実施報告書を毎年岐阜市に提出することになります。去年の計画に対して実際どうだったかというのを数値ベースに落とし込み自身の所感もまとめていきます。資料をまとめて、また組合長さんから許可書をもらって再度岐阜市に申請をかけるという流れが毎年必要になります。

私は細かな書類が苦手なため、市の職員の方をまたせたりとずいぶん迷惑をかけてしまった記憶があります(笑)担当の方には本当に感謝しております。

 

注意点その④:不動産契約のタイミングを間違えるともらえない

先に不動産契約を済ませてしまうとこの補助金はもらえなくなります。

これは特に要注意です。いい物件を見つけたと思ったらまず、岐阜市の産業雇用課に相談することをお勧めします。そうすれば、どのタイミングで本契約すればいいかも教えてもらえます。許可をもらってから不動産正式契約という流れだけ忘れないように。

ただ地元の不動産屋さんは割とその流れを理解しており、恐らく丁寧に教えてくれるはずです。

 

注意点その⑤:家主が商店街組合に所属していないともらえない

これはイレギュラーなケースですが実際に私も物件探しをしている時にこれに遭遇しました。何かというと、例えテナントが補助金対象エリアであったとしても、その建物の家主が商店街組合に組合費を納めていない場合、この補助金は使えません!!

基本的に商店街内に物件があれば組合に所属するのが通例ですが稀に、昔、組合長と喧嘩別れしてしまい、組合費を払っていないというケースがあります。あまり多くはないとは思いますが、そこも確認をしておく方が安心です。